新宿東口店の閉店をはじめ、都内各所で老舗ゲームセンターの撤退が報じられるたびに、「アミューズメント業界全体が衰退しているのではないか」という懸念の声が上がります。過去の新宿ゲームセンター閉店一覧(新宿プレイランドカーニバルやアドアーズ新宿店など)を見ると、確かに従来型の中規模店舗は減少傾向にあります。
しかし、これは業界の縮小というよりも「業態の二極化とDX化」によるものです。タイトーの親会社であるスクウェア・エニックス・ホールディングスの決算資料等を見ても、アミューズメント事業自体の業績は大型店舗のインバウンド需要回復やオンラインクレーンゲームの好調により堅調に推移しています。
現在のアミューズメント施設は、「狭いビルに多種多様なゲームを詰め込む」スタイルから、「広大なフロアでIPコラボや限定景品、飲食や体験型アトラクションを提供するメガ旗艦店」へとシフトしています。東口店の役割終了は、そうした時代の変化に適応するための必然的な経営判断であったと言えます。