「高い費用と痛みに耐えて手術を受けたのに、数ヶ月経ったらまた臭ってきた」という再発トラブルも、失敗の代表格です。根本的なワキガ手術再発理由には、主に3つの要因が存在します。
第一の理由は、執刀医の技術不足による「アポクリン汗腺の取り残し」です。アポクリン汗腺はワキの有毛部全体、場合によってはその周囲にまで広く分布しています。皮膚を薄く削りすぎれば皮膚壊死のリスクが高まるため、技術に自信のない医師は安全マージンを取りすぎて汗腺を残してしまいます。一度取り除かれた汗腺が自ら再生することはありませんが、残存した汗腺が再び活発に汗を分泌し始めることで「再発した」と感じるのです。
第二の理由は、成長期(未成年)での手術です。第二次性徴期に手術を行うと、術後に未成熟だった汗腺組織が発達し、臭いが戻る原因となります。第三の理由は、過度なストレスや緊張による自律神経の乱れ、あるいは「まだ臭っているのではないか」という精神的な思い込み(自己臭症)が影響しているケースです。