ベトナム語で「phim」は映画、「chiếu」は上映、「rạp」は劇場・映画館を意味し、「phim chiếu rạp」は映画館で上映される劇場公開映画の総称です。現地では単なる鑑賞にとどまらず、旧正月(テト)シーズンなどに家族や友人と映画館へ足を運ぶ一大レジャーとして定着しています。
市場拡大を牽引しているのが、韓国系シネコン最大手「CGVベトナム」や「ロッテシネマ」、地場大手の「Galaxy Cinema」による急速なスクリーン網の整備です。ハノイやホーチミンなどの大都市圏を中心にIMAXや4DXといった最新設備が普及し、映画館で観る体験そのものが若年層を中心に圧倒的なステータスを獲得しました。
数年前までは年間興収ランキングの上位をハリウッド大作が独占していましたが、現在では国内映画が年間ランキングのトップを飾るのが当たり前の時代へと突入しています。