腸活のためにヨーグルトを習慣化しているにもかかわらず、「脂肪ゼロに変えてから便秘が悪化した」という相談が後を絶ちません。これには乳脂肪が持つ腸への物理的な作用が関係しています。
適度な油分は、便の滑りを良くして腸管内をスムーズに移動させる潤滑油のような役割を果たしています。極端な脂質制限を行っている人が無脂肪ヨーグルトばかりを食べていると、便の水分や油分が不足して硬くなり、スムーズな排便が困難になることがあります。
さらに、一部の製品に使われている増粘多糖類などの添加物や人工甘味料が、腸内細菌叢のバランスに影響を与える可能性も指摘されています。便通改善を目的とするなら、単純に脂肪ゼロを選ぶのではなく、乳酸菌の種類や原材料の構成を丁寧にチェックすることが欠かせません。