インターネット上の掲示板やSNS、知恵袋に集まる疎経活血湯の口コミ評判を精査すると、明確な二極化が見受けられます。この評価の割れ方は、単なる個人の好悪ではなく、本剤が持つ漢方薬としての明確な「適応体質(証)」の存在を物語っています。
肯定的なレビューで目立つのは、夜間の痛みに苦しんでいた層からの支持です。「布団に入って体が温まりかけると、かえって足の芯がズキズキ痛んで眠れなかったが、ツムラ53番を飲み始めて3週間ほどで夜間痛が消えた」「雨が降る前日になると腰から下が鉛のように重だるく痺れていたのが、気にならなくなった」といった声が多く寄せられています。これらはまさに、体内の水滞と血行障害が悪化しやすい環境下で、疎経活血湯の薬効が的確に作用した典型例と言えます。
一方で、ネガティブな口コミとして頻出するのが、「胃がムカムカして吐き気がした」「軟便や下痢が続いて服用を断念した」という消化器系の不調です。また、「椎間板ヘルニアで歩行困難な激痛があるのに、まったく効かなかった」という不満も存在します。これらは、後述する生薬「地黄」による胃腸障害や、神経の物理的断裂・高度な脊柱管狭窄による解剖学的圧迫に対して漢方薬単独で対処しようとしたことによるミスマッチです。薬そのものの欠陥ではなく、自身の病態と適応が合致していないことに起因するケースが大半を占めています。