SNSや対戦オフ会、ファンの集うコミュニティで定期的に白熱するのが「ポケモンしりとり」の戦術議論です。「み」から始まるポケモン群は、知っているだけで勝率が劇的に跳ね上がる攻撃カードであると同時に、初心者が最も引っかかりやすい自爆トラップを抱えています。
しりとり現場における最大のトラップが、まさに最新伝説のミライドンです。その華々しい知名度から、相手から「み」を振られた際に無意識に口をついて出やすいものの、末尾が「ん」であるため即座に敗北が確定します。同様に、第5世代のミネズミと進化系のミルホッグを取り違えて「ミルホッグ(ぐ)ならセーフ、ミネズミ(み)はループ」という判断を誤るプレイヤーも後を絶ちません。
一方で、相手を詰みに追い込む「攻めのカード」として極めて優秀なのが以下の戦術ルートです。
- 「ミカルゲ」による『げ』攻め:末尾が濁音の「げ」で終わるため、相手は「げ」から始まるポケモンを答えなければなりません。しかし、「げ」から始まる種はゲンガー、ゲッコウガ、ゲノセクト、ゲコガシラ等と極端に選択肢が限られており、相手の持ち駒を一気に枯渇させることが可能です。
- 「ミネズミ」による無限反射(み返し):相手が苦労して「み」で回してきた攻撃に対し、「ミネズミ」と返すことで末尾が再び「み」になり、そのまま相手にターンを差し戻すことができます。「み」のストックが少ない相手であれば、これだけでギブアップを奪えます。
- 「ミミッキュ」の特殊判定揺さぶり:公式ルールやハウスルールによって、末尾の小文字「ゅ」を大文字「ゆ」として扱うか(ユキメノコ、ユンゲラー等)、拗音「きゅ」として扱うか(キュウコン、キュワワー等)で相手の思考を大きく混乱させることができます。
このように、「み」のポケモンを網羅しておくことは、カジュアルな言葉遊びにおける極めて強力な情報アドバンテージとなります。