ネット上で無遠慮な推測が飛び交う背景には、プライバシー保護の観点から警察や保護者が詳細な家族構成を公表していない点もある。わが子の無事を祈る保護者は、突如として渦中に巻き込まれた心理的ショックと戦っており、安易な取材に応じられる状況ではない。
こうした状況下で問われているのが、現代のデジタルジャーナリズムのあり方だ。真実の報道と個人のプライバシー保護、そして二次被害の防止。メディアがPV(ページビュー)獲得のために扇情的な見出しを立てることは厳に慎まなければならず、正確な一次情報に基づいた冷静な報じ方が求められている。