日常の買い物導線であるドラッグストアやコンビニですが、両者の仕入れ戦略には明確な違いがあります。それぞれの現場で起きている在庫のリアルを整理します。
まず、地域密着のドラッグストアにおけるマスク在庫は、一見豊富に見えても「選択肢の幅」が狭まっています。花粉の飛散ピークや感染症の流行期には、まとめ買い需要によって一時的なマスク売り切れが現在も局所的に発生します。大容量タイプや高機能フィルター搭載モデルから順に売れていくため、夕方以降の時間帯には棚がスカスカになる光景も珍しくありません。
一方、コンビニでのマスク品切れは発注サイクルの短さに起因します。コンビニは売り場スペースが限られており、マスク用の陳列枠はごくわずかです。急な雨や寒暖差、花粉の飛散情報が出た当日に駆け込み需要が集中すると、わずか数時間で完売してしまいます。翌日の定期配送まで棚が空いたままになるため、タイミング次第で「どこに行っても買えない」という印象を強めてしまう構造です。