現在、小栗旬はプレイヤーとしてトップを走り続けるだけでなく、所属事務所トライストーン・エンタテイメントの社長として後進の育成や業界改革にも尽力している。その視野の広さと行動力の根底には、間違いなく蜷川の背中がある。
ロンドンやニューヨークなど、言語の壁を越えて世界中で絶賛を博した蜷川劇団のスケール感。世界基準で物事を捉え、日本のエンターテインメントのクオリティを高めようとする小栗の眼差しは、生前の蜷川が常に見据えていたグローバルな視座と完全に重なり合う。「世界で戦える役者を建てる」という志は、教え子の中にしっかりと受け継がれている。