特定のジャンルに縛られない柔軟なコラボレーションも、このブランドが広く愛される大きな要素だ。老舗百貨店を擁する株式会社三越伊勢丹との長年にわたる取り組みでは、限定イベントや別注アイテムが発表されるたびに、開店前から長蛇の列ができるほどの熱気に包まれる。百貨店という伝統的な商業スペースの中にミナ ペルホネンの繊細な世界観を立ち上げ、日常を彩る特別な体験へと昇華させる手腕は秀逸だ。
また、ライフスタイル提案で絶大な支持を集める株式会社ほぼ日とのパートナーシップによる「ほぼ日手帳」のカバーシリーズは、毎年の定番として世界中で愛用されている。生地の余剰部分(はぎれ)を巧みに組み合わせた「piece,」シリーズの手帳カバーは、手作業で作られるため一つとして同じ柄が存在しない。物を大切に使い切るという環境への配慮と、一点物としての愛着を見事に両立させたこの商品は、多くの人々の毎日を優しく包み込んでいる。