窓口の混雑を劇的に解消した立役者が、三鷹市公式LINEとマイナポータルの連携だ。これまで証明書一枚のために半休を取っていた市民も、いまや通勤電車の中で申請を完了できる。手元のスマートフォンで本人確認を済ませれば、住民票の写しや課税証明書が数日後に郵送で自宅に届く。急ぎであれば、マイナンバーカードを利用して全国のコンビニエンスストアのマルチコピー機から即座に取得可能だ。
市が整備を進める行政情報ポータルでは、各種手続きの所要時間や必要書類が分かりやすく整理されている。だが、デジタル申請にも特有のトラブルがある。最も多いのが、マイナンバーカードの署名用電子証明書の暗証番号ロックだ。英数字混在の6〜16桁パスワードを5回連続で間違えると、結局は暗証番号再設定のために窓口へ出向く羽目になる。デジタル化が進んだからこそ、物理的なカードと暗証番号の管理が個人のリテラシーとして問われている。