Q1:コート紙と光沢紙は同じものですか?
A1:印刷業界において、印刷通販や一般印刷で「コート紙」と呼ばれるものは光沢紙の代表格です。ただし、家庭用インクジェットプリンター用の「写真用紙(光沢紙)」はインク受容層が特殊であり、商業印刷用のコート紙とはコーティング成分が異なります。ネット印刷で「光沢紙」と記載されている場合は、基本的にコート紙を指します。
Q2:家庭やオフィスのレーザープリンターで市販のコート紙に印刷できますか?
A2:一般的な商業印刷用のオフセットコート紙をそのまま給紙すると、熱による紙詰まりやトナーの定着不良を起こし、最悪の場合はプリンターの定着ドラムを破損させる危険があります。オフィスで印刷する場合は、必ず「カラーレーザープリンター専用コート紙」と明記された専用用紙を使用してください。
Q3:コート紙に折り加工をすると背の部分が白く割れるのは防げますか?
A3:110kgや135kgなどの厚手のコート紙を機械で急激に折ると、表面の硬いコーティング層と紙の繊維が裂け、下地の白色が露出する「背割れ(せわれ)」が発生しやすくなります。特に濃い色のベタ印刷を折る箇所に配置していると白割れが目立ちます。これを防ぐには、発注時に「スジ入れ(筋押し)加工」をオプションで指定するか、折り位置に濃色を配置しないデザイン設計を行うのが効果的です。
Q4:コート紙はリサイクル可能ですか?環境負荷への影響は?
A4:コート紙は一般の古紙回収(雑誌・雑がみ分類)としてリサイクル可能です。2026年現在の製紙工場では、古紙脱墨技術の向上により塗工層を含んだ紙からも効率よく再生パルプが抽出されています。ただし、表面にPPフィルムを貼ったラミネート加工品などは可燃ごみ扱いとなる場合があるため、自治体の分別基準に従う必要があります。