相撲ファンの間で長年高い関心を集めてきたのが、白鵬の長男である和田眞白氏の進路です。幼少期から全国規模の少年相撲大会や「白鵬杯」の土俵に立ち、その体格と相撲センスから「将来は父と同じ大相撲の道へ進むのではないか」と常に熱い視線が注がれてきました。
報道関係者や教育関係者の証言によると、白鵬は愛息の育成において「親の威光が及ばない厳しい環境で、一人の人間として自立させたい」という明確な哲学を一貫して持っていました。そこで選択肢の最上位に挙がったのが、絶対的な信頼を寄せる石浦外喜義総監督が率いる鳥取城北高校相撲部でした。
鳥取城北高校の中高一貫教育や部活動の受け入れ体制は、親元を離れて心身を鍛え上げる「相撲留学」の場として国内最高峰の環境を誇ります。関係者への取材によると、長男の進学にあたっては相撲競技の技術向上のみならず、寮生活を通じた礼儀作法や協調性の習得が最重要視されました。親が偉大な大横綱であるからこそ、特別扱いが一切通用しない名門校の土俵で泥にまみれる経験が、将来への人間形成に不可欠だと判断された背景があります。