旅の思い出を彩るお土産や工芸品においても、佐賀には全国に誇る名品が揃っています。手土産や贈り物としても間違いのないアイテムを厳選しました。
贈答品として不動の地位を築いているのが佐賀海苔です。有明海特有の最大6メートルにも及ぶ干満の差と、河川から流れ込む豊富な栄養素によって育まれる海苔は、口どけの柔らかさと香ばしい風味が別格です。農林水産関連の統計においても、佐賀県産海苔は販売額・生産量ともに長年にわたり全国トップクラスを維持しており、品質の高さは業界内でも折り紙付きです。
銘菓の代表としては、小城市を中心に親しまれている小城羊羹が挙げられます。伝統製法で作られる「切り羊羹(断ち羊羹)」は、表面が砂糖の結晶化によって白くシャリッとした独特の食感を持ち、中はしっとりとした上品な餡の甘さが広がります。保存性が高く、お茶請けとしても世代を問わず喜ばれる逸品です。
そして工芸品分野の頂点に立つのが、日本初の磁器として名高い有田焼です。17世紀初頭に泉山磁石場で陶石が発見されて以来、400年以上の歴史を紡いできました。透き通るような白磁に施された繊細華麗な絵付けは、かつてヨーロッパの王宮貴族を魅了した伊万里焼(有田で焼かれ伊万里港から積み出された磁器)の伝統を今に受け継いでいます。現代では日常使いしやすいモダンなテーブルウェアも多数展開されており、窯元巡りとともに選ぶ楽しみが広がっています。