福岡県立筑紫高等学校のラグビー部を語るうえで欠かせないのが、日本ラグビー界の歴史に名を刻むOBたちの存在だ。日本代表FWコーチとしてスクラム理論を世界水準に引き上げた長谷川慎や、日本代表の主力として体を張り続けた徳永祥尭など、トップレベルで活躍する人材を数多く輩出してきた。
その血脈は、現在の現役選手たちにも確実に受け継がれている。特に長谷川慎ゆずりの緻密なスクラムワークは、公立校でありながら他校の脅威であり続けている。体格の差を技術と組みの深さでカバーする伝統のスクラムは、今シーズンさらに研ぎ澄まされ、相手ボールのスクラムすらターンオーバーする威力を発揮している。