一部のネットコミュニティや噂では「貫禄を出すための役作りでわざと太ったのではないか」と語られることがありますが、これは明確な誤解です。本人が生前の自著やバラエティ番組で率直に明かしていた通り、体型変化の主因は圧倒的な過食と無類のマヨネーズ好きにありました。
渡辺徹さんは幼少期から旺盛な食欲の持ち主で、高校時代までは激しいラグビーの練習によってカロリーを消費していたため、引き締まった体を維持できていました。しかし、芸能界入りして超多忙を極めると、運動量が激減する一方でストレス発散の手段が「食」へと向かいました。当時の本人の証言によると、次のような常人離れした食生活を送っていました。
- 1回の食事でラーメンとチャーハン、大盛り餃子を平らげた後に別の店へハシゴする。
- ロケ弁には常備していたマイマヨネーズを容器半分ほど豪快に絞り出してかける。
- 夜食に炭水化物を大量摂取し、深夜の移動車内でもスナック菓子を食べ続ける。
妻の郁恵さんは結婚当初から夫の体を深く憂慮し、栄養バランスを徹底計算したヘルシーな愛妻弁当を作り続けました。しかし渡辺さんは、郁恵さんの目を盗んで隠れてファストフードや菓子パンを口にしてしまうなど、生粋の食いしん坊ぶりを抑えられませんでした。この過酷な食生活のツケが、30代以降の糖尿病の発症や心血管疾患といった健康問題へつながることになりますが、同時にその豪快な食べっぷりと屈託のない笑顔が、バラエティ番組で唯一無二の「愛されキャラ」を確立する決定打となったのも皮肉な事実です。