健康保険証の色で年収や格差はバレる?噂の真相と仕組みを徹底解明

健康保険証の色で年収や格差はバレる?噂の真相と仕組みを徹底解明

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かつて発行されていた従来の保険証や、現在マイナ保険証を持たない層へ交付されている資格確認書において、どのような色やデザインが存在するのかを把握するには、まず公的医療保険の基本構造を理解する必要があります。日本の医療保険は職域や年齢に応じて明確に区分されています。

保険の種類・発行元主な対象者採用されている代表的な色編集部の見解・格差の真偽組合管掌健康保険(組合健保)大企業の正社員・その扶養家族青、水色、薄緑、白など独自デザイン多数企業組合ごとに独自発注するため千差万別。色による年収規定は皆無。全国健康保険協会(協会けんぽ)中小企業の従業員・その扶養家族水色(全国共通の淡いライトブルー)国内最大の加入者を抱える。役員から一般社員まで一律で同じ水色。共済組合国家・地方公務員、私立学校教職員緑、黄色、薄紫、ピンクなど省庁や自治体、教職員共済により多岐にわたる。公務員ステータスの誤認源。国民健康保険(国保)自営業、フリーランス、退職者、無職ピンク、緑、紫、橙、鶯色など(年次更新)毎年または2年ごとの更新時に色が切り替わるため、固定的な意味はない。後期高齢者医療制度75歳以上の高齢者(一定の障害認定者は65歳〜)紫、薄桃色、若竹色など(都道府県別)広域連合ごとに決定。年度更新により定期的に券面カラーが刷新される。

このように整理すると、特定のカラーが単一の高所得層や社会的地位を象徴しているわけではない実態が明確になります。例えば「緑色」ひとつを取っても、共済組合が採用しているケースもあれば、地方自治体の国民健康保険が年度更新で割り当てたケースもあります。窓口でチラリと見えた緑色だけを頼りに相手の身元を推し量る行為がいかにナンセンスであるかが分かります。

木村 陽翔
著者

木村 陽翔

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。