保護者が最も気になるのは、「我が子の舌の白さが母乳カスなのか、それとも治療が必要な鵞口瘡なのか」という点です。両者には、付着している場所や状態、赤ちゃんの反応に明確な違いがあります。
見分けるためのポイントを以下の3項目で照らし合わせてみてください。
① 付着している「範囲と場所」を確認する
母乳カスの場合、白くなっているのは基本的に「舌の表面の中央部分」に限られます。一方で鵞口瘡は、舌の上だけでなく、上あご、頬の内側の粘膜、唇の裏側、歯ぐきにまで、まるで牛乳を固めたような白い斑点や膜が点々と広がる特徴を持ちます。
② 優しく拭いたときの「取れやすさ」を確かめる
湿らせた滅菌ガーゼで表面をそっとなでた際、母乳カスであればうっすらと拭い取れるか、形が崩れます。しかし鵞口瘡の場合、白い膜が粘膜に強固に癒着しているため簡単に取れません。無理に剥がそうとすると、下から赤くただれた粘膜が露出し、点状の出血を起こすことがあります。
③ 授乳時の「赤ちゃんの機嫌・飲みっぷり」を観察する
母乳カスの場合は本人が違和感や痛みを覚えることはなく、いつも通り元気に母乳やミルクを飲みます。対して鵞口瘡が悪化して粘膜に炎症が及ぶと、授乳時に乳首が当たるのを痛がり、吸い付いては泣いて離すなど、機嫌が悪くなるケースが見られます。