夏場の海で最も恐れられる事故のひとつが、一瞬にして人を沖へとさらっていく離岸流だ。今年実用化が進む高度な安全ギアには、水流の異常な変化を感知して警告音を鳴らすマイクロセンサーが搭載されている。
地元のライフセービング協会や沿岸警備隊とデータ連携する実証実験も各地でスタートした。緊急時には自動でレスキュー信号を発信し、救助ドローンが即座に現場へ駆けつけるネットワークが構築されつつある。遊びの道具でありながら、命を守るセーフティネットとしての役割を担い始めた背景には、過酷化する日本の気象環境に対する現場の切実な危機感がある。