関門トンネル人道へのアプローチは、車道トンネルの出入口とは全く異なる場所に設計されています。海峡を挟んで北側の下関側と南側の門司側にそれぞれ独立した専用施設が存在し、地上建屋のエントランスをくぐるところから海底散歩が幕を開けます。
下関側の拠点となるのがみもすそ川公園 下関側人道口です。国道9号線に面し、源平合戦の最終決戦地として知られる壇ノ浦を望む史跡スポットの真向かいに位置しています。一方の九州側は、関門橋の真下に位置する和布刈 門司側人道入口です。緑豊かな和布刈神社やレトロな観光名所が連なる落ち着いた海辺のエリアに建屋を構えています。
最大の特徴は、建屋に入ってすぐ現れる巨大な関門トンネル人道 エレベーターの存在です。下関側では地下約55メートル(ビル換算で約18階相当)、門司側では地下約51メートルまで、わずか数十秒で縦穴を垂直降下します。扉が開いた瞬間、地上の喧騒が完全に遮断され、年間を通じて摂氏約20度前後に保たれたひんやりとした海底空間が眼前に広がります。この劇的な日常から非日常への切り替えこそ、世界中のトラベラーを惹きつけてやまない関門人道最大のスペクタクルです。