ネット上の議論や一部の反対派メディアでは、「高市政権は極端なタカ派であり、強硬なイデオロギー一辺倒で突き進んでいる」という図式が描かれがちです。しかし、政策形成の実務過程を子細に追跡すると、その実像は冷徹な「プラグマティズム(実用主義)」に基づいていることが見えてきます。
顕著な実例が、西日本新聞meなどの報道でも取り上げられた「スパイ活動の防止策強化に向けた有識者会議」の立ち上げです。一部で警戒されたような粗削りな強権立法ではなく、現行法制の抜け穴を埋める形での情報防衛、サイバーセキュリティの民官連携、先端技術の流出阻止といった国際水準に適合させるアプローチが採用されています。
外交面においても、対中東南アジア外交や日米豪印(クアッド)の枠組みを最優先し、首脳外交では礼節と実利を重んじる現実主義を貫いています。「イデオロギーで国益は守れない」という認識は、過去の閣僚経験を通じて培われた高市氏の持論であり、ネット上で期待・懸念される極端なスタンドプレーとは一線を画した政策展開が実際には繰り広げられています。