偽陰性とは、疾患に罹患していたりウイルスを保有していたりするにもかかわらず、検査で「異常なし(陰性)」と判定されてしまう現象を指します。医療現場では「見落とし」に直結するため、最も警戒される事態の一つです。
検査は基本的に、血液や唾液、鼻咽頭ぬぐい液などに含まれる「病原体の遺伝子」「特定のタンパク質(抗原)」「抗体」などを検出する仕組みになっています。しかし、検体の中に含まれる対象物の量が検査機器の検出限界を下回っている場合、機器は「存在しない」と判断して陰性反応を出します。これが偽陰性が生じる基本的なメカニズムです。