事件の発端は、2019年9月21日午後に遡ります。千葉県成田市から訪れていた小倉美咲ちゃん(当時7歳)は、子育てサークルの仲間ら7家族約30名とともに、山梨県道志村の「椿荘オートキャンプ場」に滞在していました。
午後3時40分頃、美咲ちゃんはおやつを食べ終えた後、広場近くの沢へ遊びに向かった他の子どもたちを追いかけるように一人で走り出しました。しかし、そこからわずか十数分後、保護者が迎えに行った現場に美咲ちゃんの姿はありませんでした。周囲の大人たちが大声で名前を呼びながら周辺を探したものの手がかりは得られず、午後5時前に警察へ通報が入りました。
現場は鬱蒼とした山林と険しい沢が入り組む地形です。山梨県警、消防、自衛隊に加え、全国から駆けつけたボランティアなど、最大時で延べ約1,700人規模の大規模捜索が連日展開されました。ドローンや警察犬、ヘリコプターも投入されましたが、行方を特定できる明確な手掛かりは得られないまま、一次捜索は打ち切られる事態となりました。