当事者たちがプライベートな行為をカメラに収める理由として最も多く挙げられるのが、夫婦生活のマンネリ打破です。長年連れ添う中で薄れがちな性的緊張感を取り戻すための「スパイス」として、スマートフォンを用いたセルフ撮影が試みられるケースが目立ちます。
カウンセラーへの夫婦関係の悩み相談でも、「お互いの姿を客観的に見直すことで興奮が高まり、一時的にセックスレス解消のきっかけになった」という報告は存在します。画面越しに自分たちを見る非日常感が、日常化した関係に新しい刺激をもたらす心理的効果は否定できません。
しかし、こうした効果はあくまで双方が高い熱量で合意している場合に限られます。どちらか一方の自己満足や承認欲求から始まった撮影は、かえってパートナーに精神的な負担を強いる原因になり得ます。