チームの源流は、2006年にレッドブルがミナルディを買収して誕生した「スクーデリア・トロロッソ」にあります。その後、レッドブル傘下のファッションブランド名を冠した「スクーデリア・アルファタウリ」として4シーズン戦いましたが、2026年に現在の「Visa Cash App RB」へと大幅なリブランディングが発表されました。
この転換の背景にあったのは、レッドブル社による「ジュニアチーム(育成枠)からの完全な脱却」と「商業的自立」という明確な経営方針です。これまでのように若手を育てるだけのセカンドチームではなく、独立したコンストラクターとして最大の収益とポイント獲得を目指す組織への再編が進められました。
タイトルスポンサーに就任したVisa(ビザ)は、同社にとって15年以上ぶりとなる本格的なグローバルスポーツ協賛であり、モバイル決済アプリを手がけるCash App(キャッシュアップ)とともに複数年の大型契約を締結。世界トップクラスのフィンテック企業が巨額の資金を投じるに足るプラットフォームとして、チームの価値が根本から再定義された瞬間でした。