センター交代という残酷な現実は、当時中学生から高校生へと成長する多感な少年たちにとってあまりにも重い試練でした。突然センターからサイドへ回された中島の苦悩と喪失感、そして重責を一身に背負いながら「奪ってしまったのではないか」というプレッシャーに苛まれる山田。二人の間には、自然と冷たい空気が流れるようになりました。
特に堀越高校時代の「会話断絶期」は、ファンの間でも有名なエピソードです。同じ高校の同級生(いわゆる「花の93年組」)であり、同じグループのメンバーでありながら、教室や通学路、楽屋で顔を合わせても必要最低限の会話すら交わさない日々が続きました。
この時期の不仲説について、後に本体制で語られた喧嘩の直接的な理由は「些細な口論」ではなく、言葉にできないお互いのプライドと劣等感、そして背負わされた運命の重さでした。嫌い合っていたのではなく、どう接していいか分からない思春期特有の距離感が、長きにわたる沈黙を生み出していたのです。