SNSやネット掲示板では時折、「早朝7時からダイソーが開いていて助かった」「朝8時に立ち寄れた」という投稿が散見されます。この「ダイソー 早朝営業 店舗」の噂は事実なのか、現場の営業実態を追跡取材すると、いくつかの錯覚や特殊な出店形態が背景にあることが判明しました。
大前提として、ダイソーの標準的な単独店舗で朝7:00や8:00から営業している常設店は国内に原則として存在しません。では、なぜ早朝オープンの証言が存在するのでしょうか。その最大の要因は「24時間営業スーパーやディスカウントストア内の併設セルフレジモデル」です。24時間稼働の大型スーパー内にダイソー商品が陳列されている場合、早朝にスーパー側のレジで商品を購入できた経験から「ダイソーが早朝営業していた」と記憶が混同される事例が多発しています。ただし、インショップ形式であっても、専用レジカウンターを持つダイソー区画は仕切りが閉じられ、10:00まで会計不能となっている店舗が大半を占めます。
もう一つの例外は、主要ターミナル駅構内の改札内や駅ナカに出店している小型キオスク型・売店型の業態です。通勤ラッシュに合わせた特殊な営業協定により、朝8:00台から稼働している店舗がごく一部に存在しますが、品揃えは売れ筋の文具や充電ケーブル、マスク等に極度に絞り込まれています。「何千点もの商品から選びたい」と大型店を求めている場合、早朝からアクセスすることは構造上不可能です。
「ダイソー 営業時間 大型店」や「ダイソー モール店 開店時間」の傾向をまとめると、フラッグシップとなるギガ船橋店(千葉県)やアルカキット錦糸町店(東京都)、池袋東武店などの超大型店はいずれも商業ビル内のため、基本は10:00開店です。大型店は売り場面積が広大である分、オープン前の品出し作業や検品に莫大な時間を要するため、9:00以前にオープンさせることは現場オペレーションの観点からも極めて困難なのです。