上位陣の顔ぶれを見て感じるのは、一時的なブームではなく「景気変動への耐性」と「グローバルでの収益力」を兼ね備えた企業が強さを誇っている点です。
トヨタ自動車の時価総額推移を検証すると、電気自動車(EV)一辺倒の市場予測からマルチパスウェイ戦略(EV、HEV、PHEV、水素など全方位展開)への現実的な回帰が追い風となりました。高い営業利益率と膨大な手元資金、強固な販売網が再評価され、市場の信認を盤石にしています。
ソニーグループの時価総額を支えているのは、ハードウェアメーカーから「IP(知的財産)とエンタテインメントのコングロマリット」への完全な脱皮です。プレイステーション事業のみならず、アニメや音楽コンテンツのグローバル配信、車載・モバイル向けCMOSイメージセンサーの圧倒的シェアが強固な堀となっています。
三菱UFJフィナンシャル・グループの時価総額躍進は、日銀の政策正常化に伴う利ざや改善に加え、徹底した経費率の削減と自社株買いなどの資本政策が外国人投資家から高く評価された結果です。