橋下家には、3人の男の子と4人の女の子、計7人の子供がいる。子育ての現場における典子さんの采配は、まさに「司令官」そのものだった。
どんなに政治の現場で激しい論戦を繰り広げ、大阪府庁や街頭で激昂していた橋下氏も、一歩家に帰れば典子さんには頭が上がらなかったという。橋下氏自ら「家庭内の絶対権力者は妻」と公言してはばからない。
「子供たちの前では父親も母親も対等だが、最終決定権はすべて妻にある」というスタンス。毎日の膨大な家事と育児、学校行事の回し、さらにはメディアの過剰な取材攻勢から子供たちを守り抜いた手腕は、周囲の政治家家族からも一目置かれていた。彼女の凛とした強さこそが、橋下家の屋台骨であった。