日本国内で年収1000万円を超える労働者は、全体の中で一体どれほどの割合を占めているのでしょうか。客観的な実態を知るうえで最も信頼できる指標が、国税庁が公表している「民間給与実態統計調査」です。
同調査のデータによると、1年を通じて勤務した給与所得者約5,078万人のうち、年収1000万円超の割合は約5.5%となっています。内訳として「1000万円超1500万円以下」が約4.0%、「1500万円超2000万円以下」が約0.9%、「2000万円超」が約0.6%です。つまり、日本の給与所得者の中で年収1000万円の大台を突破している人は、約18人に1人の割合に過ぎません。
さらに視野を広げて「個人」ではなく「世帯」の単位で見ると、厚生労働省の「国民生活基礎調査」によれば、世帯年収1000万以上の割合は全体の約13%まで上昇します。共働き世帯が一般化したことで、「夫婦合算で1000万円」を達成する世帯は珍しくなくなっているものの、単独の稼ぎ手として1000万円に到達するハードルは依然として極めて高いのが実情です。