レジャー白書や宿泊業界の定点観測データによると、首都圏および主要都市圏におけるレジャーホテルの女子会利用率は、2024年から2026年にかけて前年比118%の伸びを記録している。同クラスの価格帯である一般的なビジネスホテルやシティホテルと比較した際、利用者が真っ先に挙げるのが「空間の専有面積」と「常設設備の充実度」だ。
一般的なビジネスホテルの客室面積が15〜20平米程度であるのに対し、ラブホ女子会向けに開放されているハイグレード客室は35〜60平米以上を誇るケースが珍しくない。キングサイズのベッドが2台設置されているだけでなく、大型ソファやバーカウンター、さらには大人3〜4人が同時に入れるマイクロバブル付きの大型ジャグジーバスまで完備されている。
さらに見逃せないのが、女性の滞在満足度を極限まで高めるアメニティと美容機器のラインナップだ。「手ぶらで泊まれる」を掲げる各施設では、Refa(リファ)やDyson(ダイソン)の最新ドライヤー、ヘアアイロン、スチーマーなどの高級美容家電が全室標準装備、あるいは無料レンタルとして用意されている。シャンプーやボディソープもドラッグストアの定番品からサロン専売品まで数十種類がロビーに並び、好みのアイテムをバイキング形式で選べる仕組みが浸透している。
これほどの設備と広さをシティホテルで確保しようとすれば、1人あたり1泊2万円から3万円以上の出費を覚悟しなければならない。しかし、レジャーホテルの宿泊プランであれば、平日の利用で1人あたり5,000円〜7,500円前後、休前日でも8,000円〜12,000円程度の料金相場に収まる。「ラブホ女子会は安いのに圧倒的に贅沢ができる」という評価は、単なる印象論ではなく、物理的な客室スペックと設備投資の差に裏打ちされた客観的事実といえる。