かぎ針編みの模様編みには、編み地によって全く異なる表情を見せる多彩なバリエーションが存在します。代表的な人気パターンを整理しました。
① 松編み(シェル模様):
貝殻が重なり合ったような優美な波模様。1つの目に長編みを5目など奇数個編み入れることで扇状に広がり、フェミニンで上品な仕上がりになります。ショールやポーチのアクセントに最適です。
② 玉編み・ポップコーン編み:
中長編みや長編みを未完成のまま同じ目に編み入れ、一度に引き抜く「玉編み」。ふっくらとした丸い粒が浮き出る「ポップコーン編み」は、見た目の可愛らしさと厚みのある保温性が魅力です。
③ ワッフル編み(立体模様):
表引き上げ編みと通常の長編みを交互に組み合わせることで、お菓子のワッフルのような立体格子を作る技法です。しっかりとした厚みと弾力が出るため、キッチン雑貨やクッションカバーに重宝されます。
④ 畝編み(リブ模様):
前段の目の頭にある「奥側の半目だけ」をすくって編む手法です。編み地がアコーディオンのように伸縮し、ニットのゴム編み(リブ)のような質感を生み出します。ニット帽の折り返しや袖口に欠かせません。
⑤ 透かし模様(レース編み・ネット編み):
鎖編みと細編み・長編みを組み合わせ、意図的に空間(隙間)を作る編み方です。春夏用のカーディガンや涼しげなサマーバッグにぴったりの軽やかな風合いに仕上がります。