冬のアウトドアブームを語る上で欠かせないのが、カルチャーによる後押しだ。かつてはマニア向けとされていた冬キャンプの魅力を一気に大衆化させたのが、映画『ゆるキャン△』の存在である。作中で描かれた冬の静けさ、焚き火の温もり、そして外で食べる温かい料理の美味しさは、若い世代を中心に「冬こそキャンプのベストシーズン」という認識を植え付けた。
さらに、Netflixをはじめとするグローバル動画配信プラットフォームで配信された世界各地のライフスタイルドキュメンタリーやグランピング番組も、このトレンドに拍車をかけた。北欧のヒュッゲな暮らしや欧米のラグジュアリーな冬ごもりの映像美に刺激された人々が、最高の夜を求めて国内のフィールドへと繰り出しているのだ。