女優としての快進撃と並行して、松たか子は音楽シーンでも目覚ましい成果を挙げました。1997年3月、シングル『明日、春が来たら』で歌手デビューを果たすと、オリコンチャート上位にランクインし、累計売上約50万枚のスマッシュヒットを記録。坂元裕二が作詞を手がけたノスタルジックな歌詞と、彼女の素朴で伸びやかな歌声は、今なお春を象徴するスタンダードナンバーとして親しまれています。
さらに特筆すべきは、1996年末の『第47回NHK紅白歌合戦』において、当時史上最年少となる「19歳」で紅組司会に抜擢された快挙です。まだドラマ出演数本という若さでありながら、生放送の大舞台で堂々たる司会進行を務め上げ、業界内外にその度胸と高い知性を知らしめました。