現地を訪れると、都市部のラーメン店とは一線を画す「昭和・平成から続く街道沿いの熱気」を肌で感じることができます。夏の猛暑日には、入り口に設置されたミストシャワーが涼を運び、長旅で火照ったドライバーの身体を労わります。こうした細やかな心遣いも、過酷な国道を走る人々から愛され続ける理由の一つです。
店内に入ると、まず迎えてくれるのは年季の入った券売機です。注文は完全な食券制となっており、水はセルフサービス。厨房からは小気味よい湯切りの音と、中華鍋が擦れ合う音が響き渡ります。卓上にはラーショの代名詞である業務用おろしニンニクと豆板醤の巨大ボトルが鎮座しており、客は好みの匙加減でスープを自分好みの味付けへとカスタマイズしていきます。
駐車場情報に関しても特筆すべき点があります。敷地内には普通車はもちろんのこと、10トンを超える大型トレーラーやトラックが旋回・駐車できるだけの広大なスペースが確保されています。深夜早朝の物流を担うトラックステーション的な役割も兼ね備えており、単にラーメンを提供する場にとどまらず、長距離運転手にとっての「安全地帯」として機能している現場のリアルがそこにあります。