インターネット上で「SUPER BEAVER 脱退」というキーワードが検索されることがありますが、公式記録を検証すると、結成から現在に至るまでメンバーの脱退や交代は一度も起きていません。
では、なぜ脱退疑惑が浮上したのでしょうか。その背景には、過去にバンドを襲った2つの大きな出来事があります。
第1の要因は、2015年に起きたギター・柳沢亮太の緊急入院と一時活動休止です。柳沢が肺気胸を患い、緊急手術と療養を余儀なくされた際、バンドはライブ活動を止めることなく、サポートギタリストを迎えてステージに立ち続けました。「柳沢の帰る場所を守る」という強い信念のもとで続けられた活動でしたが、当時の事情を詳しく知らない層から「メンバーが脱退したのではないか」という誤解が生じました。
第2の要因は、ボーカル・渋谷龍太のソロ活動「澁谷逆太郎」名義での楽曲リリースや作家活動です。バンドフロントマンがソロ名義で作品を発表する際、ロックシーンではしばしば解散や脱退の予兆と捉えられがちです。しかし渋谷は一貫して「バンドに還元するための個人の表現」と位置づけており、ソロ活動の充実はむしろSUPER BEAVER本体の表現力を高める相乗効果を生み出しています。
逆境に直面するたびに4人の結束は強固になり、誰一人欠けることなく歩み続けてきた事実こそが、彼らの最大の武器となっています。