専用機器を使っても、あるいはPC経由で取り込む場合でも、「なぜかiPhoneに楽曲が入らない」「同期ボタンを押しても反応しない」という壁にぶつかるユーザーは少なくありません。ここでは、CD iPhone取り込みにおいてできない原因と対処法を体系的に整理します。
まず、従来のパソコン経由の詳細手順をおさらいすると、Windows環境ではiTunes、Mac環境では「Finder」および「ミュージック」アプリを使用します。PCのドライブにCDをセットし、インポート設定(AAC 256kbps等)を確認した上でライブラリへ読み込み、USBケーブルでiPhoneと接続して同期をかけます。しかし、ここで最も頻発するのがiTunesで同期できない・グレーアウトして再生できないという現象です。
この最大の原因は、定額制サービスである「Apple Music」の「ライブラリを同期(旧iCloudミュージックライブラリ)」がオンになっていることにあります。Apple Musicのクラウドライブラリが有効化されていると、PCからの物理的な有線同期機能が強制的にロックされ、手動同期が弾かれてしまいます。これを解決するには、iPhoneの「設定」>「ミュージック」から「ライブラリを同期」を一時的にオフにするか、PC側で取り込んだ楽曲をクラウドライブラリにアップロードしてクラウド経由でiPhone側に反映させる手順を踏む必要があります。
また、専用ドライブ(CDレコやラクレコ)利用時に「取り込みが途中で止まる」「認識しない」場合の主な原因は以下の3点に集約されます。
- 付属ACアダプタの未接続による電力不足:iPhoneの給電能力だけでは光学ドライブのディスク回転モーターを駆動できないため、必ずコンセントからの給電が必要です。
- Wi-Fi接続時のプライベートIP競合:iOSのWi-Fi設定で「プライベートWi-Fiアドレス」が有効になっていると、ドライブとのローカル通信が遮断されるケースがあります。一時的にオフにすることで劇的に改善します。
- CD自体の汚れや微小な傷:PCと異なり、スマートフォンのリッピングアプリは読み取りエラー耐性が厳密に設定されているため、盤面の皮脂やホコリを柔らかい布で外周に向けて拭き取るだけで一発解決することが多々あります。