検索エンジンやSNSの広告で頻繁に見かけるのが、「あなたのブラックリスト入りを無料で調査します」「ブラックリストの登録を完全消去」と謳う甘い誘い文句です。編集部の潜入取材および関係省庁の注意喚起データからも明らかなように、これらは100%悪質な詐欺または個人情報の抜き取り業者です。
正規の信用情報機関であるCIC、JICC、KSCはいかなる民間企業にも開示代行や代理削除の権限を委託していません。信用情報に登録された事実は、金融機関が誤って登録したという極めて稀な事務ミスを除き、弁護士や司法書士が介入しても正当な理由なく抹消することは法的に不可能です。「信用情報はお金で消せる」と信じ込ませ、法外な着手金を騙し取る詐欺被害が後を絶ちません。
また、「完全無料で調べる裏技」として広まる都市伝説にも明確な回答を出しておく必要があります。唯一の例外として、クレジットカード等の審査に落ちた際、信販会社によっては通知書面等に基づいてJICCへ郵送申請を行うことで開示手数料が免除される特例措置が存在した時期もありましたが、現在オンラインで即時に無料照会できる公認ルートは存在しません。500円から1,000円前後の所定の手数料を支払い、正規の手順を踏むことこそが、二次被害を防ぐ唯一にして最善の自己防衛策です。