視界に黒い影が出たら即受診!失明を防ぐ網膜剥離の危険サイン5つ

視界に黒い影が出たら即受診!失明を防ぐ網膜剥離の危険サイン5つ

視界に黒い影が出たら即受診!失明を防ぐ網膜剥離の危険サイン5つの基本情報から最新動向までを徹底的にカバーしました。

視界に黒い影、ゴミ、あるいは黒い幕のような異常が現れるメカニズムは、眼球の構造と深く結びついています。眼球の大部分を占めるゼリー状の組織「硝子体(しょうしたい)」に濁りが生じ、その影が網膜に投影されることで自覚されるのが視界の黒い影原因の代表格です。しかし、影の現れ方や随伴する症状によって、想定される疾患の緊急度は天と地ほど異なります。

疾患・状態名詳細・見え方の特徴緊急度と受診の目安臨床現場の見解・治療アプローチ生理的飛蚊症数個の黒い点、輪、糸くず状の影が視線と一緒にふわふわ動く。明るい場所で目立つ。低(経過観察で可)
※初発時は念のため検査推奨硝子体の線維化による影。病的な進行はなく原則として治療不要。慣れとともに気にならなくなることが多い。後部硝子体剥離大きなリング状の黒い影(ワイスリング)や急激な浮遊物の出現。ピカッと光が走る(光視症)。中〜高(数日以内の受診)加齢で硝子体が網膜から離れる現象。剥がれる際に網膜を引っ張り裂孔を作るリスクがあるため精密検査必須。網膜裂孔・網膜剥離無数の黒い点やススが急激に広がり、視界の端からカーテンのような黒い影が迫る。極めて高い(当日〜翌日の緊急受診)網膜に穴が開き剥がれる状態。放置すると網膜細胞が壊死し失明。早期レーザー凝固や硝子体手術が不可欠。加齢黄斑変性視界の中心部が黒く抜ける(中心暗点)、直線が波打って見える、文字が歪む。高(1週間以内の受診)網膜の中心部(黄斑)の新生血管が原因。抗VEGF薬の硝子体注射などで進行を食い止める治療が標準。閃輝暗点(片頭痛前兆)ギザギザした万華鏡のような光が視界の中心から広がり、20〜30分で消えた後に激しい頭痛。中(頭痛外来・神経内科)
※頭痛がない場合は脳疾患精査脳の視覚野の血管攣縮が原因。目の異常ではなく中枢神経系の現象。頭痛を伴わない中高年の発症は脳梗塞精査も考慮。
阿部 裕樹
著者

阿部 裕樹

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。