たら単体でも完成された一皿になりますが、相性の良い具材を組み合わせることで、たらから出た上質な出汁を余すことなく吸わせた名脇役が誕生します。
代表的な組み合わせが「豆腐」と「大根」です。特に木綿豆腐は、たらの繊細な身を崩さないための堤防のような役割も果たしてくれます。大根を合わせる際は、厚さ1.5cm程度の輪切りにして隠し包丁を入れ、あらかじめ電子レンジ(600Wで約4分)で透き通るまで下加熱しておくのがコツです。大根を先に煮汁で3分ほど煮て味を吸わせた後、最後に下処理済みのたらと豆腐を投入して短時間で仕上げることで、大根には芯まで味が染み、たらはふっくら柔らかいという理想の火通りの時間差が完成します。
平日の夕食作りなどで手間を極力減らしたい場面では、めんつゆ(3倍濃縮)をベースにした時短術が非常に頼りになります。
【めんつゆで作る時短煮汁配合】
めんつゆ(3倍濃縮) 50ml : 水 100ml : みりん 大さじ1 : おろし生姜 小さじ1
めんつゆにはすでに鰹や昆布の出汁、砂糖、醤油が絶妙なバランスで溶け込んでいるため、味のブレが起きません。生姜をしっかり効かせることで、短時間でも魚の生臭みをマスキングし、出汁の効いた上品な味わいにまとまります。