「偏差値BF」の「BF」はボーダーフリー(Border Free)を指し、文字通り合格ラインの境界が存在しない状態を示す。具体的には、模試受験者の志望動向や過去の不合格者数が極めて少なく、合格率50%の基準となる偏差値を統計的に算出できない大学や学部に対して付与される記号だ。決して「偏差値がゼロ」という意味ではない。
2026年現在の大学入試においては、志願者の減少に伴い全統模試などの判定基準が見直され、BFに分類される学部学科の分布にも変化が生じている。合否の境界線が描けない背景には、定員割れや志願者の極端な偏りがあり、模試での判定不能がそのまま「誰でも合格できる」という都市伝説を生む要因となっている。