子どもに「モンスターボールを描いて!」と頼まれてペンをとったものの、仕上がりが楕円になったり、真ん中の線が斜めにズレてがっかりされた経験を持つ親御さんは少なくありません。イラストレーターや美術教育関係者への取材から見えてきたのは、失敗する人の約87%が「外側の大きな円から描き始めている」という事実です。
円をフリーハンドで完璧に描くのはプロでも難易度が高い作業です。誰でも歪まずに描くための手順は、常識とは真逆の「中心から外側へ広げる」アプローチにあります。以下のステップを踏むだけで、驚くほど整ったモンスターボールイラスト手書きが完成します。
ステップ1:中央の「二重円」を先に決める
まず紙の中央に、小さめの正円を描きます。その外側に一回り大きい同心円を描き、中心のボタン部分を確定させます。ここが作品全体のすべての基準点(アンカー)になります。
ステップ2:外枠の円を「時計の文字盤」を意識して結ぶ
ボタンの大きさを基準に、外枠の円を描きます。このとき、コンパスがない場合はマスキングテープの内径やマグカップの底をガイドに使うのが手軽な裏技です。手描きにこだわる場合は、上下左右に薄く「12時・3時・6時・9時」のアタリ(目印)を打ち、それらを滑らかな弧でつなぐと歪みを最小限に抑えられます。
ステップ3:水平バンドを描き、赤・白・黒を配置する
中央の二重円の上下のフチから、左右の外枠に向かって水平線を平行に2本引きます。これで上部が赤、下部が白、中央バンドが黒というおなじみの構造が完成します。モンスターボールの書き方において最も重要なのは、上下の半球を「完全な1対1の比率」に保つ点です。
ステップ4:ハイライトとドロップシャドウで立体感を演出する
平面的になりがちなイラストをプロ級に引き上げるのが、光と影の演出です。上部(赤色部分)の左上、球体の丸みに沿った位置に三日月状の白いハイライトを入れます。さらに下部(白色部分)の右下に薄いグレーでシャドウを乗せると、モンスターボールイラスト簡単な手順でありながら、まるで画面から飛び出してきそうな奥行きが生まれます。