熱狂的な投下現象は、一方で競技運営の現場に大きな影響を及ぼした。国際スケート連盟はリンクの損傷リスクや競技スケジュールの遅延を防ぐため、リンクへの物体の投げ込みに関するガイドラインを徐々に厳格化。特に衛生管理が叫ばれた時期以降、会場内での投げ込みは全面禁止の方向へと大きく舵を切ることとなった。
ルール変更に伴い、ファンが抱いた切実な思いを救い取ったのも彼自身の誠実さだった。直接投げ込むことが叶わなくなった会場においても、各地の児童施設や寄付先へ善意が届く仕組みが尊重され、くまのプーさんを通じた社会的貢献の波は広がり続けた。スポーツの枠を超えた社会への温かいギフトとして、このエピソードは今なお称賛されている。