高松市庵治町の魅力と現在地|銘石とロケ地の記憶が息づく半島へ

高松市庵治町の魅力と現在地|銘石とロケ地の記憶が息づく半島へ

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2004年に公開され、日本中を涙で包んだ映画『世界の中心で、愛をさけぶ』。そのメインロケ地となった高松市庵治町には、20余年が経過した現在も作品の面影を色濃く残すスポットが点在しています。街歩きの起点となるのが、登録有形文化財の古民家を再生した庵治観光交流館です。館内には映画の撮影セットや小道具、当時の貴重なスチール写真が展示されており、訪れるファンを当時の切ない空気感へと誘います。併設されたカフェでは地元食材を使った軽食も楽しめ、観光案内所としての機能も充実しています。

なかでも象徴的なスポットとして外せないのが、高台に鎮座する皇子神社(おうじじんじゃ)です。主人公のサクとアキが語り合ったあのブランコが設置されており、そこから見下ろす庵治漁港と瀬戸内海のパノラマビューは息をのむ美しさです。夕暮れ時には海面が茜色に染まり、ノスタルジックな情緒が一層際立ちます。ロケ地巡りは単なる映画の追体験にとどまらず、昔ながらの路地や石垣が連なる港町の原風景に触れる上質な散策ルートとして定着しています。

山本 拓海
著者

山本 拓海

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。