Web上や保護者間の口コミには、医学的に不正確な情報が数多く混在しています。早期診断と適切なケアを妨げないために、以下の誤解を正しく認識しておく必要があります。
- 誤解1:「血液をサラサラにする食べ物やサプリを摂るべき?」
→ 完全な誤りです。 IgA血管炎は血栓ができる病気ではなく、血管壁が破れて出血している状態です。抗凝固作用のある成分や自己判断の民間療法を取り入れると、かえって消化管出血や紫斑の悪化を招くリスクがあります。 - 誤解2:「紫斑が消えたから完治したと判断して病院通いをやめる」
→ 最も危険な判断です。 皮膚が綺麗になっても、遅れて1〜3ヶ月後に無症状のまま腎炎(血尿・蛋白尿)が発症する例が多発しています。尿検査の終診指示が出るまで通院を自己中断してはなりません。 - 誤解3:「アレルギー疾患だから食事制限が必要?」
→ 不要です。 食物アレルギー(IgE性)とは異なるため、医師から個別の指示がない限り、卵や小麦などの除去食を行う医学的根拠はありません。体力を落とさずバランスの良い消化に良い食事を心がけることが大切です。