長野じゅりあのアクションにおける最大の武器は、5歳から叩き込まれた糸東流(しとうりゅう)空手道の卓越した技術です。糸東流は、四大流派(剛柔流・松濤館流・和道流・糸東流)の中でも特に形の数が多く、俊敏かつ精緻な技のキレが特徴とされます。
彼女の競技実績は、単なる「芸能人の特技」の枠を完全に超越しています。2006年の全日本少年少女空手道選手権大会での入賞を皮切りに、国際大会でも頭角を現し、糸東流空手道世界選手権大会のジュニア部門で世界チャンピオンの座に輝きました。全日本クラスの公式大会で数々のメダルを獲得してきた経歴は、正真正銘のトップアスリートです。
プロレスマットで見せた「旋回式飛び後ろ蹴り」やシャープなハイキックのフォームは、武道関係者からも絶賛されました。現在、アクション監督やスタントコーディネーターが彼女を重宝する最大の理由は、CGやワイヤーに依存せず、正確な間合いと身体コントロールで安全かつ迫力ある格闘シーンを成立させられる点にあります。