子役たちが2年ごとに卒業していく中で、番組の絶対的な軸として君臨し続けている存在がいます。悪の軍団ダークイーターズのボス、クヨッペンを演じる俳優・皆川猿時さんです。
皆川さんが演じるクヨッペンは、悪の首領でありながらどこか憎めず、妻には頭が上がらず、部下の怪人たちに振り回される哀愁漂う中年男性のリアリティを体現しています。時に子役たちのアドリブに寄り添い、時に絶妙な間で笑いを生み出すその怪演は、大人世代の視聴者を惹きつける最大の要因です。子どもたちが卒業していく切なさを抱えながらも、クヨッペンが変わらずそこに居続けることで、視聴者は安心して新しい世代のクックルンを受け入れることができます。
また、番組の魅力を語る上で欠かせないのが歴代主題歌のキャッチーさです。初代のオープニングから現在に至るまで、アップテンポでリズム感あふれる楽曲は、朝夕の忙しい時間帯に子どもの注意を一瞬でテレビへと引きつける計算し尽くされた音響設計がなされています。「クッキン・ワンダーランド」をはじめとする挿入歌の数々は、子どもたちに調理器具の名前や野菜の切り方を楽しく覚えさせる音楽的教育ツールとして、親世代からも長年絶大な支持を獲得しています。