90年代半ばから2000年代にかけて、メディアは二人の人間関係を格好のゴシップとして取り上げ続けた。ワイドショーや週刊誌の過剰な報道合戦は長きにわたり過熱したが、当事者である二人はいずれも安易な言及を避け、音楽という表現の場を通じてのみ自らの意志を示し続けた。
ゴシップ的な興味関心が薄れた今日、改めて浮き彫りになるのは、二人がそれぞれ異なるアプローチで自らの音楽性をストイックに磨き続けてきた事実だ。互いの存在をどう捉えていたかは本人たちにしか解り得ないが、過酷な表舞台で脚光を浴び続けた者同士にしか分からない孤高の覚悟が、それぞれのステージアクトには確かに漂っている。