3Mが開発した壁紙用コマンドタブは、日本の住宅環境に合わせて高度に設計されています。一般的な粘着テープと異なり、壁紙の微細な凹凸にしっかり追従しながらも、基材を傷つけずに剥がせる特殊なシリコーン系粘着剤と専用の保護フィルムが採用されています。
住宅の内装で9割以上のシェアを占める塩化ビニール製壁紙は、表面に微細な凹凸(エンボス加工)が施されており、可塑剤と呼ばれる成分を含んでいます。通常の両面テープでは粘着剤が化学反応を起こしてベタついたり、逆に凹凸に密着せず落下したりしますが、壁紙用コマンドタブはこの可塑剤の影響を受けにくい設計となっています。
一方で、紙製や布製の壁紙、特殊な防汚コーティング・フッ素加工が施された壁紙には適していません。事前に目立たない場所で付属のお試しテープを貼り、十分な粘着性と安全性を確かめておくアプローチが確実です。