米倉涼子の現在の活動拠点は、2020年4月に自ら立ち上げた個人事務所「株式会社Desafío(デサフィオ)」です。社名の「Desafío」は、スペイン語で「私は挑戦する」を意味する言葉。長年守られてきた大手プロの庇護を離れ、自らの足で新たな荒波へ漕ぎ出す覚悟を込めて名付けられました。
同社において米倉涼子は看板女優であると同時に、登記上の代表取締役社長を務めています。従来の芸能界では、タレントが個人事務所を設立しても実務や経営は親族や外部のベテランプロデューサーに丸投げするケースが散見されました。しかし、デサフィオにおける意思決定の最終責任者は米倉涼子本人です。ギャランティの交渉、出演オファーの取捨選択、プロモーションの方向性に至るまで、自らのビジネス感覚で決断を下すスタイルを貫いています。
設立当初はマネジメント実務の煩雑さやスタッフ編成における試行錯誤が週刊誌などで取り沙汰されたものの、外部の優秀な法務・会計ブレーンや現場マネージャーとの連携体制が整った結果、極めて少数精鋭で機動性の高い組織運営が定着しています。巨大組織のトップダウンではなく、表現者本人の意志をダイレクトに反映できるこのシステムこそが、現在の彼女の充実したキャリアを支える屋台骨です。